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思春時期に必要な栄養素、生活習慣

思春期(12〜17歳)は、第二次性徴の時期であり、必要なエネルギー量が最も高い時期である。

今回は、思春期(12〜17歳)の食生活、生活習慣について考えてみよう!

目次

① 思春期の食生活、生活習慣

② 問題と対策

③ まとめ

① 思春時期の食生活、生活習慣

この時期に栄養素の不足や偏りなどで発育が抑制されると、将来の健康にも悪影響も与えかねない。

また、生活習慣が自立するようになり、自ら選んで食事をする機会も増える。

運動量は個人差が大きいため、活動量に合ったエネルギー量を摂取する。

この時期の目標は、正しい生活習慣を実行することである。

② 問題と対策

① 食習慣の乱れ

思春期は生活習慣の自立により、保護者から離れて自ら選んで食事をする機会が増え、簡単便利な食事や好みの食事中心になりやすくなる。

また生活の多様性で不規則な生活習慣や食事の時刻が遅くなることもあり、食事慣れが乱れやすい時期ともいえる。

夕食の時刻の遅れは、翌日の朝食の欠食にもつながりかねない。

食事慣れの乱れと併せて、食事内容も乱れやすくなる。

この時期は、1人で食べる孤食も増えやすいが、できるだけ家族や仲間と楽しい食事ができるよう配慮し、正しい食の知識とそれを実行できる力を身につけることが必要である。

② 必要な栄養素

思春期は、必要エネルギー量が最も多い時期である。

学校給食でこれまで補ていた栄養素も、給食がなくなることで不足しやくなる。

そのため、バランスの良い食事を規則正しく取り、特にカルシウムやタンパク質、ビタミン、鉄など不足しないよう十分に摂取する。

③ 痩身志向

思春期は特に、女子において痩身志向がみられる時期である。

女子は思春期になると、体型がふっくらと女性らしくなってくる。

この自然な発育・発達による体の変化を受け入れられず、肥満体型であるか否かにかかわらず「痩せている」というボディイメージを求めて食事量を減らしたり、欠食をしてしまう。

これは、痩せている方が良いとされる現代の偏った風潮や、漫画やモデルの容姿といったマスメディアを通じた情報が大きく影響している。

痩せたいあまりに必要以上に食事制限をすることによって、体重の減少だけでなく、不可欠な栄養素が不足し、貧血や体力低下、食欲不振、月経異常を引き起こすこともある。

④ 貧血

思春期は、著しい体位の向上や女子の場合は月経のため、体内の鉄が不足しやすく、生理的に貧血状態になりやすい。

軽度な場合には症状は現れないが、貧血の傾向があると酸素が十分に組織に供給されないため、集中力や持続力、学習能力の低下など学校生活にも影響が大き胃と言われている。

原因としては、血色や偏食、食欲不振などによって、鉄の摂取量が不足することが考えられる。

貧血を予防するために、1日3回の食事を規則正しく、鉄の多い食品を取ることを心がける。

また、思春期の貧血は、将来の潜在的な貧血との関係が深いのでこの時期から予防をしておく必要がある。

③ まとめ

思春期は、成長過程の中で一番身体的にも、精神的にも変化のある時期になります。

まわりを気にし、見た目を気にし、いろんな欲が気になり、生活の乱れ、食の乱れにつながっています。

だからこそ、一番自分を大きく成長する時期でもあります。

規則正しい食生活をすることで身体的成長を周りのライバルたちと大きく突き放せます。

また、規則正しい食生活は、精神的にもいい影響を与えます。

自分の将来を考えるにあたり、この思春期の「規則正しい食生活」が人生を変えるといっても過言ではありません!

一番自分をコントロールするのが難しい時期を「自分の一生の方向性」を決める時期と思い、1日1日を大切にしていただきたいです。